合格者に聞いてみよう!固定資産税の合格法
こんにちは、ベンチャーサポート税理士法人求人担当の税理士の森です。
今日は税理士試験の試験科目である「固定資産税」を実際に合格したスタッフにインタビューをしてみたいと思います。
大阪事務所のMさんです。
Q&A方式で進めたいと思います。
Q.何年目で合格しましたか?
A.固定資産税だけで4年かかって、合格しました。
長かったです。。。。
Q.なぜ固定資産税を選んだのですか?
A.もともと法人税を勉強するときにボリュームが少ない税法を一緒に勉強しようと思い固定資産税を選びました。シンプルに税法の暗記する量が少ないということです。ただ、実際は甘くなかったです。
Q.合格した時と落ちた時の勉強の違いはありますか?
A.理論の完成度が違いました。落ちた時は理論を絞って暗記したり、細部まで細かく暗記が進んでいなかったりしました。計算は固定資産税は早い段階から満点勝負になるので、不合格のときでも満点に近かったです。
Q.試験直前の1週間は何をしましたか?
A.計算は勘が鈍らないように毎日2~3問を解きましたが、それ以外の時間はひたすら理論の完成度を高めることに費やしました。「思い出しながら書く」というレベルで毎年落ちてたので、「手が勝手に動く」というレベルまで高める必要がありました。そうしないと時間が足りなかったからです。
Q.理論はどうやって暗記しましたか?
A.いったん覚えるまでは書いたり口に出したりして覚えました。暗記が進むと、理論集を閉じたまま念仏を唱えるように口に出して廻しました。私の場合、仕事の行き帰りに2駅ほど歩きながら暗記したのが有効でした。理論集をコピーして小さくして、ポケットに入れながら持ち歩いて覚えました。
Q.今から固定資産税を受験する人へのアドバイスを
A.計算が満点勝負の固定資産税はとにかく理論勝負です。理論の完成度を高めてください。結果的に落ち着きが出て計算もケアレスミスなく解けます。試験会場では周りの人が賢く見えるのですが、自分も頑張ったことを誇りに持って強気で挑んでください。
Q.来年、固定資産税を受験科目に選ぼうか迷ってる人へのアドバイスを
A.固定資産税をボリュームの少なさで選ぶことは止めた方が良いです。ボリュームが少ない分、受験生の多くが満点に近い点数を取ってきます。ケアレスミスひとつで一年を棒に振ることも珍しくないのが、固定資産税です。資産税全般を学びたいなどの前向きな理由で選びましょう。
まとめ
固定資産税は満点勝負の科目。
毎年ボーダーが90点付近というハードな戦いです。
理論を究めることができるかが勝負の分かれ目。
がんばってください!!
この記事を書いた人

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税理士/大阪オフィス代表
神戸大学 経営学部 市場システム学科卒業
大学卒業後、某電機メーカーに就職し営業に配属。初年度新人ランキング2位の成績を上げて表彰される。ところが、営業という仕事への葛藤から転職を決意し税理士の世界へ。複数の税理士事務所を経てベンチャーサポート税理士法人に入社。現在は取締役に就任し、主に集客や求人、人事などに従事している。
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