VOICES & VISIONS

Interview 05

VOICES & VISIONS

Interview 05

“イズム”の体現と浸透で、
会社の価値を底上げしていく。

林田 拓未Takumi Hayashida

財務会計コンサルタント|渋谷グロース統括マネージャー
2016年 中途入社

福岡県出身。
学生時代は野球とラグビーに打ち込み、
大学卒業後は投資用不動産の営業職に就く。
2019年にベンチャーサポート税理士法人へ転職し、
財務会計コンサルタントとしてキャリアを重ねる。
現在は渋谷グロース統括マネージャーを務め、
若手育成と組織づくりに取り組んでいる。

その仕事に、誇りはあるのか。
学生時代は野球やラグビーに打ち込み、勝ち負けにこだわってきました。全力で挑んだ先にしか得られない達成感。それがいまでも、自分の芯にあると思います。
就職活動がはじまると、地方の国立大学ということもあり、周りの同級生は地元のインフラ企業や地銀など安定した道を選ぶ人が多かったです。けれど私は、安定よりも挑戦できる環境に惹かれていました。やった分だけ稼げる方が面白い。スポーツで培った負けず嫌いの性格もあって、結果で評価される世界に挑みたいと考えたんです。
入社したのは投資用不動産の営業会社。最初は「誰よりも結果を出す」と意気込み、がむしゃらに数字を追いかけました。しかし、業務の多くはテレアポ中心で、日々に変化がない……。一発当てれば大きい仕事ではあるけれど、このまま数年続けた時、自分の市場価値はいったいどれくらい上がっているのか。本当に自分の仕事に誇りを持てるのか――そう思うようになった結果、違う業界に挑戦した方がいいと判断し、1年足らずで退職をしました。
当社への入社のきっかけは、ベンチャーサポート税理士法人に転職していた前職の同期である小野寺(Interview02)との会話でした。彼は「経営者と本気でやり合えるから成長できる」「人の役に立っていると実感できる」と目を輝かせて語っていました。きっとここなら専門性も身につくし、将来のキャリアの幅も広がる。なにより、自分も誇りを持って仕事に向き合えそうだ。そう強く感じ、ベンチャーサポート税理士法人への入社を志しました。

お客様にとって、
本当に意味のある仕事を。

入社のきっかけとなった小野寺は、すでに担当を持って活躍していました。新人時代は、常に彼の存在を意識していましたね。新人時代は、すでに担当を持っていた小野寺の存在を意識していました。その背中を見みながら、「追いつき、追い抜くんだ」と自分を奮い立たせていました。
知識も経験もゼロからのスタート。毎日が勉強と挑戦の連続でしたが、先輩から吸収できることはすべて取り入れ、必死で食らいついていました。手応えを感じはじめたのは、入社して半年ほどで担当したイベント業のお客様とのお仕事。過去に税理士が何度も入れ替わった経緯があり、社長は不安を抱えていました。通常であれば毎月整理しておくはずの帳簿や領収書が山積みのまま。それを一つひとつ整え直し、期限までに申告手続きをやり切りました。お客様から「林田さんに任せてよかった」と言っていただけた際の安堵と達成感は、いまでも鮮明に覚えています。前職は成果=数字という世界。けれどこの時初めて、「人の役に立てている」と胸を張って言える実感がありました。
その頃から紹介をいただけることも増え、周りと比べても早いスピードで、よりスキルが求められる「営業」のポジションに抜擢。ときには悔しさも励みにし、自分を磨いてきた時間が確実に力になったのだと思います。私が大切にしてきたのは、自分の成長に妥協しない姿勢でした。そして、ただ知識や経験を積み上げるのではなく「どうすればお客様に意味のある仕事になるか」を問い続けること。それこそが、私にとってのベンチャーサポートイズムを体現するということだと感じています。

強い組織のために、
強い個がある。

現在は渋谷グロースオフィスの統括マネージャーとして、若手育成も担っています。グロースオフィスは若手の成長に特化したオフィスで、営業候補のメンバーを半年から1年かけて集中的に鍛えていく役割を持っています。通常の拠点では後輩の教育や、その他の業務に時間を取られることもありますが、ここでは営業に必要な力を磨くことに専念できます。
育成で私が意識しているのは、「当たり前を、当たり前にやる」という姿勢を徹底させること。レスポンスの速さ、資料の正確さ、提案の準備の仕方、どれも基本ですが、それがお客様への価値提供につながっていくのです。だからこそ、細部までやり切る大切さを常に伝えています。実際、グロースで関わったメンバーの多くは、数字でも成果を残せるようになっています。成長を遂げて元のオフィスに戻った時には、周囲から「話す内容がまるで変わった」「視座がすごく上がった」といった声をいただくこともあり、その変化を実感できますね。「グロースの環境で学んだからいまの自分がある」と誇らしげに語ってくれるメンバーも少なくありません。そうした言葉に触れるたび、心から嬉しく思いますし、一人ひとりの成長の積み重ねが全社へと波及し、会社をさらに強くしていくのだと改めて感じます。
振り返れば、学生時代は個人としての勝ち負けにこだわってきたのかもしれません。けれどいまは、組織で勝ちたいという想いの方が断然大きい。メンバーが成長して成果を出す姿や、オフィスが一体となって結果を残す光景を見ると、自分一人で勝った時以上の喜びがあるんです。かつてライバル視していた小野寺も、いつしか肩を並べて一緒に戦う同志のような存在になりました。これからもプレイングマネージャーとして現場に立ち続けながら、仲間の成長を後押しし、ベンチャーサポート税理士法人全体の価値を底上げしていきたいです。